従って、下の図のように、イヌが何の症状も示さず、表現型においてTh細胞のバランスがとれているように見えても、内在型のバランスが崩れていれば、そのイヌは潜在的にその病気になる体質をもっていて、将来発症する可能性もあるといえるのです。このように、表在型と内在型をダブルプロファイルすることにより現在の病態だけでなく、病気の早期発見に役立てることができるのです。これは、アレルギー体質の検査や がんの検診として非常に有用であると考えます。