このように、根本病態はヘルパーT細胞の生体反応によってつくられます。さらにTcPSでは表現型生体反応と内在型生体反応の二つを読解します。これがダブルプロファイリングです。表現型は生体内の現在の免疫状態を示し、内在型はTh細胞を刺激して得られる反応で、変化に適応するための予備免疫力を示しています。簡単に言いますと、表現型は現在現れている病気の状態を映し出しているものであり、内在型は将来の病状を予測するための情報を示しているといえるでしょう。