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Th検査とは?
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がん検診 ●アレルギー検査 ●免疫検査 ●お薬検査

私たち人間も含め、動物の身体は、免疫というしくみによって守られています。この免疫を司る細胞の中でも、中心的な働きをしている細胞に血液中のヘルパーT細胞(Th細胞)という細胞があります。
Th細胞はその性質や働きにより、Th1、Th2、Th3 に分けられます。下の図を見て下さい。動物のからだが健康なとき、Th1とTh2はそれぞれがシーソーの両端に乗っているようにバランスのとれた状態です。Th3はこのシーソーが動かないように抑える役目をしています。Th1、Th2、Th3 のバランスは健康を保つ上で大変重要で、このバランスが崩れると病気になることが分かってきました。実際、感染症・がん・自己免疫性疾患・アレルギー性疾患などではTh細胞のバランスの崩れが認められています。そしてバランスを直してあげると症状も治まるのです。このバランス状態を検査するのがTh検査です。シーソーの傾き加減によりTh1病Th2病Th3病に分類されます。治りにくい病気のなかには、この検査をして初めて診断のつくものもあります。

Th1/Th2/Th3のバランスと病気

この理論を利用してがんの診断をしたり、アレルギーや免疫に係る病気を検査・診断するのがTh検査です。
糖尿病・関節リウマチ・角膜炎・腸炎・肝炎・腎炎、その他多くの病気が自己免疫性の疾患として位置づけられています。また、様々な原因により免疫不全の状態がひきおこされる場合があります。 病気を免疫の面からとらえてTh細胞のバランスを整えるのが治癒への近道である場合があります。定期検診の一環として取り入れれば、がんの早期発見や病気の予測をたてることも可能です。さらに、Th検査の有益なところは診断だけではなく、病状を抑えるために有効で副作用の少ない薬を、検査した動物それぞれに調節できるということです。

Th1が優位になるとリウマチなどの組織傷害性疾患になり、Th2が優位になると感染症にかかりやすくなったり、アレルギー性疾患になったりします。Th3が優位になると腫瘍の形成が促進されます。ざっと分類すると下記のような病気があげられます。

   Th1病 : 慢性関節リウマチ、糖尿病、慢性角膜炎、IBD(ネコリンパ球プラズマ細胞性胃腸炎)
          LPC(イヌ特発性リンパ球プラズマ細胞性大腸炎)など
   Th2病 : アレルギー性疾患、アトピー性皮膚炎、夏型過敏性肺炎、
          SLE(全身性エリテマトーデス)など
   Th3病 : 腫瘍性疾患 リンパ球性プラズマ細胞性膝関節炎など

検査はスノードリームの会員病院にて行ないます。まずは、主治医の先生にご相談ください。かかりつけの病院でこの検査が受けられない場合は、当社で会員病院をご紹介しますので、メールでご連絡ください。

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